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これまでの活動

若年脳損傷者に対する総合的な支援制度の確立

医療は、いのちの循環です。個人のいのちには終わりがあっても、その総体は、この時代の医療を検証し、さらによりよい医療を生み出しながら、次代のいのちと健康に寄与していくものです。私たちは、先人の医学にいのちと健康を支えられ、自らの体を通して次代の医療を拓いていく存在であると言えます。

 

これまで脳の損傷には「治療法がない」と、完治しないことのみが強調され、時には"植物人間"との蔑称により、人として不自然な存在であるかのような印象づけさえ行われてきました。しかし成人脳にも神経幹細胞の存在が確認されて以降、細胞レベルでの再生医療が始まり、他方では最少意識状態(MCS)はもとより、遷延性植物状態(PVS)においても、外界を認知し応答する能力の残存が報告されています。脳の損傷を細胞レベルで再生治療しつつ、いかに早期に外界とのコミュニケーション手段を確保し回復を図るかが既に臨床実践の段階にあります。その中で、断片的に「アンビリーバブル」な出来事としての回復事例がマスコミの注目を浴びることはあっても、回復可能性の高い若年脳損傷者は制度の狭間に見捨てられています。 回復事例の埋没・散逸は社会医学的損失です。

 

我国における若年脳損傷者の置かれている不合理な差別状態を解消し、特に植物症(PVS及びMCSを含む)からのリハビリテーションを重視した施策展開を提言します。

 提 言
シンポ
  ジウム
内閣府主催「障害者週間」連続セミナー

 

 

資 料
脳損傷による後遺障害者
     支援法の制定をめざして

 

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